著作権を侵害しない動画のBGMの選び方

音楽は動画の完成度を高めますが、動画がミュートやブロックされたり、広告収益を失ったりするいちばんの原因でもあります。ここでは、好きな曲だからといって使えるとは限らない理由と、動画にもルールにも合う音楽の選び方を紹介します。

人気の曲をそのまま使えない理由
ラジオで流れる曲のほとんどには、権利者がいます。作曲者、演奏者、レーベルです。曲を購入したり、音楽配信サービスに登録したりしても、聴くことはできますが、自分の動画に使うことはできません。
プラットフォームはこれを自動でチェックしています。他人の音楽を使った動画は、次のような扱いを受けることがあります。
- ミュート: 動画全体、または曲が流れている部分の音声が消されます。
- ブロック: 一部の国、またはすべての国で視聴できなくなります。
- 申し立て: 広告収益があなたではなく権利者に支払われます。
- 繰り返されると、チャンネルへの警告(ストライク)の原因になります。
「説明欄にアーティスト名を書いた」「たった10秒だけ」でも、これは変わりません。
「ロイヤリティフリー」の本当の意味
ロイヤリティフリーとは、無料という意味でも、ルールがないという意味でもありません。1回だけ支払う(または無料で)、再生回数ごとに支払う必要がない、という意味です。それでも利用条件はライセンスで決められています。個人利用か商用利用か、どのプラットフォームで使えるか、広告を付けてよいか、作者のクレジット表記が必要か。ダウンロードする前にライセンスを読み、そのコピーを保存しておきましょう。
音楽を合法的に手に入れる方法
- プラットフォームの音源ライブラリ。 YouTube、TikTok、Instagramには、そのプラットフォームでの利用が認められた曲が用意されています。ただし、同じ曲が何千もの動画で使われていて、ほかの場所では使えないこともあります。
- ストック音楽サイト。 選択肢が豊富で、ライセンスも明確です。自分の用途がライセンスの範囲内か確認しましょう。
- あなたのプロジェクトのために作られたオリジナル曲。 ほかの誰も持っていない曲で、動画の長さと雰囲気にぴったり合わせられます。
動画に合う曲の選び方
- まずは雰囲気。 チュートリアルやポッドキャストには落ち着いた曲、商品動画や広告にはアップテンポの曲、人を描くストーリーには温かみのある曲。
- テンポを編集に合わせる。 カットの速い動画には速めの曲、ゆっくりしたショットにはゆったりした曲を。
- 話し声の下にボーカルを入れない。 動画のなかで誰かが話しているなら、インストゥルメンタルを選び、音量は控えめに。声がはっきり聞こえることが大切です。
- ちょうどよい長さ。 動画と一緒に終わる曲は、フレーズの途中で途切れる曲よりずっと自然に聞こえます。
- シリーズで同じスタイルを。 印象に残るサウンドは、チャンネルを覚えてもらうのに役立ちます。
まとめ
他人の曲を使うと、動画の音声、リーチ、収益を失うおそれがあります。ライセンスが明確な曲か、あなたのプロジェクトのために作られた音楽を使いましょう。ほかの誰も持っていない曲がほしいなら、BGMを注文できます。動画の内容、雰囲気、長さを伝えれば、選べる複数のオリジナル曲が届きます。お支払いは納品を承認した後にはじめて確定します。