純文学の講評校正・校閲

純文学の原稿講評

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純文学の原稿講評

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原稿講評:港町を舞台にしたミステリーの冒頭3章

全体の印象

いちばんの強みは語り口です。あたたかく、少し皮肉が効いていて、港町の空気がはっきり伝わってきます。一方で、謎が動き出すのが遅すぎます。遺体が見つかるのは原稿の19ページ目で、それまでの2章は心地よいものの、緊張感に欠けます。

プロットと構成

  • 第1章では、千鶴の古書店、飼い猫、元夫、港まつりの実行委員会が一度に登場します。4本の筋が同時に始まり、どれにも「問い」がありません。
  • 灯台守の死は、第3章の途中ではなく第1章の最後に置くほうがはるかに効果的です。
  • 港まつりまでの期限は、時計の針の音として優れた装置です。早めに示し、何度も立ち返りましょう。

人物とセリフ

千鶴には好感が持てますが、冒頭ではほとんど受け身です。出来事が彼女の「せいで」ではなく「そばで」起きています。第1章で、後に影響する小さな選択を1つさせてください。

セリフは自然ですが、2人とも知っていることを説明し合う場面がよくあります。

「知ってのとおりよ、千鶴さん。灯台は3年前の嵐からずっと閉まったままなの」

提案:「まだ閉まってるの?」千鶴はあごで灯台を指した。「3年たっても、扉ひとつ直さないなんて」

文体と言葉づかい

  • 五感に訴える描写が見事です。*「タールと檸檬石鹸のにおい」*は短い一言で場面を立ち上げています。
  • 「ちょっと」(41回)と「突然」(12回)の多用が、緊張感をやわらげてしまっています。
  • 第2章(11〜13ページ)の長い過去の説明が場面を止めています。後の章に少しずつ散らしましょう。

うまくいっている点

  • 猫の「提督」は、場面を奪わずに繰り返し笑いを生む魅力的な存在です
  • 町に生活の手触りがあり、脇役も初登場から個性がはっきりしています
  • 千鶴のユーモアはジャンルにぴったりです

改稿プラン

  1. 遺体の発見を第1章の最後に移し、その前の部分を削るか凝縮する
  2. 第1章で千鶴に決断をさせる(例:灯台守に本を貸し、その本が後で遺体のそばで見つかる)
  3. 「知ってのとおり」型のやり取りを削り、読者に推測させる
  4. 「ちょっと」と「突然」を検索し、少なくとも半分に減らす
  5. 第2章の過去の説明を、後半の短い回想に分散させる
  6. 港まつりの期限を最初の2ページで示す

クライアント: 初めて長編を書いた作家。原稿: コージーミステリー『灯の番人』第1〜3章、約1万4,000字。作者からの質問:「冒頭で読者を引き込めているか。探偵役は好感を持てるか」

お客様とすべての情報は架空のものです。

このサービスについて

純文学をそのジャンル自体の基準で講評します。純文学では静かなプロットは欠点ではなく、文章、登場人物の内面、作品の構造が読者を運ばなければなりません。視点と心理的距離、テーマが場面から浮かび上がっているか説明されてしまっているか、文のリズム、ゆったりした展開が停滞に変わる箇所を見ていきます。

含まれる内容

  • 納品内容書面での講評です。作品が目指しているもの、長所、原稿から引用した問題点、語り口・視点・構成についてのメモ、改稿プランを含みます。プレミアムでは冒頭部分の文章添削も付きます。注文ページのテキストと、Word(.docx)ファイルでお届けします。
  • 文章とリズム文の響き、イメージ、書きすぎ
  • 視点心理的距離と視点のぶれ
  • 場面に宿るテーマ説明ではなく行動で示される意味
  • 構成とテンポ静けさが停滞に変わる箇所
  • 比較対象の作品挙げていただいた作品と比べた、お客様の作品の位置づけ

ご利用の流れ

  1. 1
    依頼内容お客様が原稿と意図を貼り付けるか添付します
  2. 2
    通読1行ずつ丁寧に読み込みます
  3. 3
    講評評価と改稿プランをお届けします

ご用意いただくもの

依頼内容に貼り付けた本文または抜粋、プロットの奥で作品が描いているものを数行、並べて考えている作品を2〜3冊、講評で重視してほしい点をお知らせください。

お伺いする内容:

  • プロットの奥で、作品は何を描いていますか?
  • 既刊のどの作品と並ぶと考えていますか?
  • 特に重視してほしい点は何ですか?
  • 完成した原稿ですか、抜粋ですか?

プランを比較

プランベーシック抜粋 最大2,000語¥3,090スタンダード最大5,000語¥6,030プレミアム最大10,000語・文章添削付き¥11,590
納期2日3日5日
修正回数123
原稿の分量最大2,000語最大5,000語最大10,000語
改稿プランありありあり
文章添削なしなし冒頭1,500語
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  • 納品前にチェックすべての成果物はお手元に届く前に品質チェックを受けます。承認前に注文ページで内容を確認できます。
  • 無料の修正依頼内容の範囲内で、プランで定められた回数まで修正を依頼できます。
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  • やり直しまたは全額返金結果が依頼内容と合わず修正でも解決しなかった場合、または作業に納期の2倍を超える時間がかかった場合は、注文チャットでご連絡ください。作業をやり直すか、代金を全額返金いたします。
詳しい仕組み →

質問と回答

プロットをもっと増やすよう求められますか?

いいえ。お客様が書こうとしている作品のあり方を尊重します。読者が筋や緊張感を見失う箇所を指摘し、純文学にふさわしい方法をご提案します。

実験的な形式についてもコメントしてもらえますか?

はい。断片形式や二人称など、その形式で何を狙っているかを教えていただければ、原稿の上でそれが実現できているかを判断します。

原稿は外部に公開されませんか?

はい。原稿はご注文の目的にのみ使用します。

プラン
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