Webサイトの要件定義書の書き方:思い通りのサイトを手に入れるために

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予算オーバーになったり、「なんだか違う」仕上がりになったりするWebサイト制作の多くは、原因が同じです。発注者と開発者が、作業内容を違う意味で理解していたのです。サイトに何が必要かを書面にまとめた要件定義書があれば、それを防げます。長くても技術的でなくてもかまいませんが、明確である必要があります。

Webサイトの要件定義書に書くべきことを、項目ごとに紹介します。

Webサイトの要件定義書に入れるもの

1. サイトの目的

サイトは何のためにあり、うまくいっているかをどう判断するか。たとえば「キッチンリフォームの相談依頼を月30件以上集める」。目的がなければ、あらゆる判断が好みの問題になってしまいます。

2. ターゲット

誰がサイトを訪れ、そこで何をしたいのか。スマートフォンで見る忙しい経営者と、ノートパソコンで価格を比較する学生とでは、必要なものが違います。

3. ページと構成

ページの一覧とそのつながり。トップ、カタログ、商品ページ、会社概要、お問い合わせ、ブログなど。簡単な図か、階層のあるリストで十分です。

4. 各ページの内容

各ページに何を載せるか。ブロック、テキスト、写真、フォーム。それぞれを誰が用意するか(あなたか開発者か)も明記します。コンテンツは、プロジェクトが止まる最もよくある原因です。

5. 機能

サイトに必要な機能。オンライン決済、予約、検索と絞り込み、マイページ、多言語対応など。それぞれの機能を訪問者の視点で書きます。「訪問者が日時を選ぶと、確認メールが届く」のように。

6. デザイン

好きなサイトの例とその理由、ブランドカラーとロゴ、あればフォント。まだデザインがない場合は、それが作業に含まれるかどうかを伝えます。

7. 技術要件

希望があればプラットフォームやCMS、サーバーとドメイン、CRM・決済サービス・配送サービスとの連携、表示速度とモバイル対応の要件。

8. スケジュール、工程、検収

作業を工程に分け、それぞれに成果物を設けます。デザイン、コーディング、機能、コンテンツ、公開。各工程をどう検収するか、修正は何回まで含まれるかを事前に合意しておきましょう。

よくある失敗

  • 「あのサイトみたいに、でももっとよく」。 説明のないリンクだけでは、開発者は何が気に入っているのかを推測するしかありません。
  • コンテンツを忘れる。 コードが完成していても、テキストと写真がなければサイトは公開できません。
  • 途中で範囲を変える。 新しい要望が出るのは当然ですが、そのたびに納期と費用への影響とあわせて要件定義書に追加しましょう。

まとめ

よい要件定義書は、サイトの目的、利用者、ページと機能、成果物の検収方法に答えます。数時間で書けて、何週間もの作り直しを防げます。作成を任せたいなら、技術仕様書を注文できます。アイデアを伝えれば、どの開発者でも見積もりと制作ができる書類が届きます。お支払いは納品を承認した後にはじめて確定します。